【2021年版】建設現場用カメラの選び方

建築工事や土木工事などの建設現場では、工事写真の撮影は必須ですよね。

スマホや一般のコンデジ(コンパクトデジタル)カメラでも、撮影はできますが、粉塵が発生しやすい建設現場では、粉塵や水がカメラの中に入り込んだり、落としたり、ぶつけたりしてカメラが故障することがあります。

最悪の場合、撮影した写真データが消失してしまうということも!
工事の工程写真は、そのタイミングを逃してしまうと、後からは絶対に撮れませんから、せっかく撮った写真データが消えてしまうのが一番の恐怖。

こんな取り返しのつかない状態になってしまうことを避けるためにも、工事現場という環境に適している防塵・防水・耐衝撃のカメラを使いたいものです。
ここでは現場カメラを選ぶ際のポイントをいくつか紹介したいと思います。
(ただし、全ての条件をクリアするカメラはありませんので、十分にご検討ください)

ポイント1: 丈夫であること

現場用カメラを購入する際の絶対条件は、まず「丈夫であること」。

落下したり、ぶつかったり、濡れたりしても壊れにくいことが最低の条件です。
具体的には、最低でも以下のタフ性能がほしいところです。

  • 防塵:JIS等級6級相当
  • 防水:JIS等級8級相当、水深5m以上
  • 耐衝撃:高さ1.5m以上
  • 耐低温:-10℃
  • 耐荷重:100kgf

防塵・防水・耐衝撃・耐低温・耐荷重性能を満たす現場用カメラ OLYMPUS Tough TG-6
Nikon COOLPIX W300
FUJIFILM FinePix XP140
RICOH WG-6
RICOH WG-70 など

ポイント2: 広角レンズであること

次に工事現場を撮影するカメラで必要なことは、広角の撮影に対応していること。

現場では狭い足場から撮影しなければならないことも多く、広角レンズなら一度に広い範囲を撮ることができます。
建物全景や構造物全体を撮影する場合にも広角レンズは大変便利。

できれば焦点距離25mm以下の広角レンズが欲しいところです。

◎:焦点距離24mm Nikon COOLPIX W300
○:焦点距離25mm OLYMPUS Tough TG-6
△:焦点距離28mm FUJIFILM FinePix XP140
RICOH WG-6
RICOH WG-70

ポイント3: F値が小さい明るいレンズであること

さらに必要なことは、明るく撮影できるカメラであること。つまりF値の小さいレンズを搭載していることです。

F値が小さい(明るい)レンズの利点は、照明がない場所、薄暗い所、天気が悪いときなど、明るさが足りないシーンで鮮明に撮影できる点です。
特に地下工事、トンネル工事などで活躍します。

暗いレンズの場合、フラッシュを使うと、塵やホコリまみれの写真になってしまうし、フラッシュ無しだと、光量不足で手ブレを起こしてしまう。
明るいレンズなら、フラッシュは最小限に、少ない光量で鮮明な写真を撮ることができます。

一般に明るいレンズと言われる、開放F値2.8以下のカメラをおすすめします。

◎:開放F値2.0 OLYMPUS Tough TG-6
○:開放F値2.8 Nikon COOLPIX W300
△:開放F値2.8超 RICOH WG-6
RICOH WG-70
FUJIFILM FinePix XP140


ポイント4: マクロ機能に強いこと

また、工事現場写真でよく使うのが、マクロ機能(接写機能)です。

  • 鉄筋のマーク記録
  • パイプの小さな文字の記録
  • 材料のロット№の記録
  • 鋼製部材のサビの写真
  • コンクリートのクラック写真
  • 仕上げ材の傷
  • ノギスやスケールをあてたmm単位の接写写真

など、マクロ撮影が必要なシーンはたくさんありますよね。
最低でも、最短撮影距離1cm程度のマクロ機能が欲しいところです。

◎:最短撮影距離1cm OLYMPUS Tough TG-6
Nikon COOLPIX W300
RICOH WG-6
RICOH WG-70
△:最短撮影距離1cm超 FUJIFILM FinePix XP140

ポイント5: コンパクトで軽いこと

工事現場では必要な写真を撮れるタイミングが一瞬の場合が多々あります。できるだけ軽量小型で常に携帯できるサイズのカメラを選びたいですね。

◎:重量200g以下 RICOH WG-70
△:重量200g超 OLYMPUS Tough TG-6
Nikon COOLPIX W300
RICOH WG-6
FUJIFILM FinePix XP140


その他の検討ポイント

CALSモードが搭載されていること

「CALSモード」とは、公共建設工事などの電子納品に適した画質・サイズで撮影できるモードを言います。
一般に「画質:Normal、画素数:1M~3M(100万~300万画素)、ファイルサイズ500KB以下」のデータのことを指します。

CALSモード搭載カメラ OLYMPUS Tough TG-6 工一郎
RICOH WG-6
RICOH WG-70
FUJIFILM FinePix XP140

設定が簡単で、だれでも簡単に取り扱えること

一眼レフカメラのような複雑、高度な機能は、現場撮影では、かえってややこしい。
オートモード撮影で、ある程度キレイに撮れるものがいいですね。

ボタンが大きいこと

これは過酷な現場では意外と重要。
手袋、軍手をつけたまま撮影したい現場ってありますから。

液晶が大きく見やすいこと

3インチくらいの大きさが欲しいです。

シリコンジャケットがオプションで用意されていること

念には念を入れて防塵対策、キズ防止をっ!

価格がなるべく安いこと

ハードに使うものなので、買い換えるサイクルも早いし、高価すぎるものはなかなか会社の決裁がおりません。