現場用高倍率ズームカメラの選び方とおすすめ
建設現場で防水防塵カメラと同じくらい使われているのが「高倍率ズーム」タイプのデジタルカメラです。
耐久性能(防水、防塵、耐低温など)があまり求められない現場では、高倍率ズームカメラの方が便利な場合もあります。
ここでは、現場用高倍率ズームカメラの選び方と管理人のおすすめズームカメラを紹介します。
高倍率ズームカメラの選び方
スリムタイプか? グリップタイプか?
高倍率ズームのコンデジには、大きく分けて「スリムタイプ」と「グリップタイプ」があります。
スリムタイプ
「スリムタイプ」は、一般のコンデジのようにコンパクトで軽量の高倍率ズームカメラです。
グリップタイプ
「グリップタイプ」は、一眼レフのような形をした高倍率ズームカメラです。
現場用に適するのは「スリムタイプ」
以前は光学30倍以上のズームカメラは「グリップタイプ」しかなかったので、「グリップタイプ」をすすめていました。
しかし、現在は「スリムタイプ」でも光学30倍以上の製品がたくさんあります。
図面や黒板など作業用具をいろいろ持ち歩くこともありますので、カメラはできるだけ軽量コンパクトなものが求められます。
現場用にはできれば「スリムタイプ」のほうが適していると思います。
光学ズーム30倍以上が便利
光学ズーム30倍以上(できれば40倍以上)のものがおすすめです。
液晶モニターの「タッチパネル」などは不要
最近、液晶モニターが「タッチパネル」になっていたり、露出補正ダイヤルが付いているものが増えていますが、はっきり言って、現場用にはじゃまです。
いつの間にか設定が変わってしまい、全部撮り直しになる可能性があります。
また、チルト液晶や4K動画対応も不要です。必要な場合は、皆がスマホを持っているからです。
一般には便利でありがたい性能でも、現場用にはうれしくない機能ですね。
おすすめの高倍率ズームカメラ
現在、建設現場では以下の「CANON PowerShot SX720 HS」の使用率が圧倒的に高いです。
CANON PowerShot SX720 HS
・光学ズーム:40倍
・焦点距離:広角24mm~望遠960mm
・F値:広角3.3~望遠6.9
・270g
高倍率ズームカメラの中で、一番シンプルで現場用に適しています。
操作系にクセがなく、誰でも取扱説明書なしで扱えます。
キヤノン PowerShot SX720 HS