【過去問題集はやらない】ITパスポート試験に短期間で合格する勉強法

こんにちは。
先日(2021年3月)、ITパスポート試験に合格しました。
勉強したのは試験前の3日間です。

今回は私自身の受験体験を元に、ITパスポート試験に短期間で合格する方法を紹介します。
ITパスポートをとりたいと考えている方の参考になればと思います。

(1)ITパスポート試験を受験した理由
(2)過去問題集はやらなくていい理由
(3)おすすめ教材と勉強法

ITパスポート試験を受験した理由

私は15年前(2005年)に初級システムアドミニストレータ試験に合格しています。
この資格はITパスポートの前身にあたり、2009年に廃止されました。
午後試験があったため、難易度はITパスポートより少し難しい試験でした。
ITパスポートと同等の資格を取得済みなので、ずっと受験するつもりはなかったのです。

今回、ITパスポートを受験しようと思った理由は、
・若手、後輩に受験を勧めていたので、自分が合格していないとおかしいと思った。
・自分が勧めている勉強法が正しいか、確認したくなった。
・IT分野の復習になると思った。
・CBT試験になり、手軽に受験しやすくなった。
など。
まあ、長引く自粛生活の中で、暇つぶし、ゲーム感覚で受けたのが本当の理由かも。

初級シスアドを取ったときは1か月くらい勉強しましたが、今回は基礎知識はありますし、試験の特徴や効率的な勉強法も知っているため、3日あれば十分だと考えました。

過去問題集はやらなくていい理由

ほとんどの国家試験は過去問を中心に学習するのが、ムダのない正しい勉強法だと思います。
ただし、ITパスポート試験は市販の過去問題集はやらなくても良いと考えています。

過去問は悪問、奇問、ダミー問題が多い。

ITパスポート試験は、100問を120分で解答し、60%以上のスコアで合格する試験です。
出題される設問数は100問ですが、うち8問はダミー問題であり、この8問の正誤はスコアには反映されません。
ダミー問題以外にも、一般のテキストに載っていない悪問、奇問が出題され、全部勉強しようとすると範囲が大変広くなってしまいます。
満点が必要な試験ではなく、6割(92問中56問)以上正解でいい試験です。
悪問、奇問、ダミー問題が全体の2~3割程度出題されるのは当たり前で、それに動揺せず、基本問題を冷静確実に正解するメンタルが重要な試験になります。

市販の過去問題集は情報量が多すぎて、時間がかかりすぎる。

市販の過去問は解説が多すぎます。
悪問、奇問、ダミー問題など、マスターする必要のない問題にもクソ丁寧な解説があって、情報量が多すぎます。
時間がかかるので手を出さないほうがいいです。

テキストに掲載されている基本問題で十分に合格ラインは超えることができる。

私がおすすめするテキストは過去問がたくさん掲載されています。
テキスト中の問題をマスターしたあと、公式サイトで過去問2回分を解き、60%以上取れることを確認すれば、問題なく合格できる試験です。

おすすめ教材と勉強法

用意する教材は以下の3冊です。
(1)「いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
(2)「ITの仕事に就いたら最低限知っておきたい最新の常識
(3)「ITパスポート最速合格術

(1)は今のところITパスポート試験で最高のテキスト兼問題集です。文句なしにわかりやすく人気No.1の本です。この本の中の過去問をすべてマスターしておけば、合格レベルに達します。
(2)はIT関連の実務経験ない人におすすめの入門書です。ITベンダー、システムインテグレータと聞いて、ピンとこない人は読んでおくべきです。
(3)は知識の補強に最適。「第4章 記憶術」と「第5章 計算問題攻略」のところが秀逸です。4章と5章だけでも買って読む価値があります。得点力がアップすること間違いなしでしょう。

時間がない人はとりあえず(1)に絞って勉強するのもOKだと思います。

最後まで目を通していただき、ありがとうございます!